Deutschland im Internet Sonstiges

ここでは興味深いテーマの一つ、ドイツの手工業に関してご紹介致します。

アウグスブルクの手工業の道



水車/Wasserrad
アウグスブルクの旧市街に主工業が起こったのは1150年のことです。当時は運河に水車をつくり、そこからエネルギーを得ていました。この水車は1986年に再現されて先の連邦首相であるヘルムート・コールが落成式を行いました。同じ年に手工業の道が整備されて、アウグスブルクでは旧市街で当時のゆかり建物などを辿ることができます。また、その一部は今でも操業されています。

ベッカライ(パン屋)/Baeckerei
日本のお米のように、パンはドイツでは主食となっている食物です。パン屋では数世紀にわたる伝統が守られてきました。この建物には今日旧市街で営業を続けているラクスガングというパン屋が400年以上もここで営業していました。ここでは今でも中庭にある昔ながらの石の釜を使って様々な伝統的なパンが焼かれています。


金箔職人/Vergolderhandwerk
すべての物を本物の金で作るのはとても大変なことでしたから、人々は金箔を施すようになりました。金箔は8000分の1ミリの厚さに伸ばされ、それを貼るのもとても根気のいる仕事です。写真はマリオン・クラッツの金箔工房です。

祭式装飾刺繍/Paramentenstickerei
女性修道院では中世に礼拝の際に祭壇にかける布と式服に刺繍をほどこすことが芸術アウグスブルクの1335年に設立された鳥の塔で有名なアウグスブルクの聖ウルスラ修道院のものが有名です。いまでも昔ながらの手作業でつくられており、技術者の育成も行われています。


皮なめし/Gerberei
皮と毛皮を動物からとる作業は皮なめし職人が行います。今日もアイグナーが皮なめし場として使われていてる建物は400年以上の歴史があります。皮は作業の工程で何度も屋外の乾燥場に干されます。写真は皮なめし職人が鹿の皮をなめす写真です。

木工施盤職人/Drechslerei
木工施盤職人はろくろを使って木や角、(かつては象牙も用いた)などを削って細工を施し、すばらしく豪華なテーブルや椅子の足などを作り上げます。


鍛冶屋/Schmiede
鍛治業は手工業のなかでも最も歴史が古いもののひとつで、ここから時の流れとともに農耕具や武器、蹄鉄工、彫金などに発展してゆきました。写真は鍛冶屋の工房です。

手作りの鉄の手すり/schmiedeeisernes Geländer
この写真は階段の横に取り付けられた鍛冶屋手作りの美しい装飾手すりです。